手紙 〜拝啓 三十路の君へ〜

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【結論】

  • 本記事は三十路の自分へと向けた手紙です。
  • フザけた内容と思われるかもしれませんが、本人は至って真面目です。
  • 30歳になった時に後悔しないためには、今何を捨てて、何に注力すればいいのか?
  • その基準を決めるための手段として、未来の自分に手紙を書いてみました。

【目次】

手紙を書くに至った経緯

私は、中学生の時から将来はプログラマーになりたいと思っていました。

それから、はや15年が経過しました。社会人になってからは8年目です。

一度は会社を辞めて無職になってしまいましたが、なんとか転職先を見つけ、6月からまたプログラマーとして働くことができます。

現状ではなんとか、プログラマーとして食べていくことができています。

しかし、もうすぐ三十路です。

今までは、若さで乗り越えてこれましたが、これからは老いが近づいてきます。

さらには、プログラミングの塾に通って育った元気で若い世代も下からどんどん出来てきます。

そんな中で、プログラマーとして食べていくためには、どうすれば良いか?

自分の中での確固たる方針を決めたくて、未来の三十路の僕を利用する方法を思いつきました。

手紙の内容

拝啓 三十路の僕へ

28歳の僕より。

2019年の6月から入社した新しい会社では上手くやっていけていますか? それとも、既に辞めてしまいましたか? まだ、プログラマーとして生活できていますか?

なぜ当時の僕がこの手紙を書こうと思い至ったか覚えていますか?

忘れっぽい僕のことだから、すっかり忘れていると思いますので手紙を出すに至った経緯を書きますね。

久々に会った、前職の会社の先輩(アラフォー)が言っていました。

「20代30代は野心に溢れているから、頑張って仕事を覚えて、ある程度の技術力を身に付ける。結果、自力で仕事をこなせるようになり自信を持つ。でも、40代が近づくにつれて、今まで自分には技術力があると思っていたけど、実は大したことはないんじゃないか?輝いているように見えた、自分のスキルは偽物なんじゃないか?輝いて見えた自分のメッキが剥がれていく感覚に陥る。そこで、人は2つの道に分かれる。挫折して辞めていく人。自分に実力が偽りであったことを認めて悟りを開く人。君はまだ若いんだから、これから偽物でない本物のスキルが身に付くように努力すればいいんだよ。」

これを聞いた時は、先輩が僕と同じ年だった頃と比較し、スキルに天と地の開きがあることに嘆いていました。

ですが、後で思い返してみて、「偽物と本物のスキルの違いとは何か?」と疑問が浮かびました。

考えてみたのですが、偽物のスキルさえ身に付いていない僕に本物のスキルがなんなのか分かるわけがありません。

分からないなりに考えてみた結果、先輩は新卒で今の会社に入社し、15年以上勤めています。

話を聞いている限り、社外での勉強会やイベントに参加したりと、社外の人とはあまり交流していないようでした。結果、社内という小さなコミュニティとしか関わりを持たなかったせいで、視野が狭くなっていたのではないか?だから、アラフォーになって自分が偽物であることに気づいたのではないか?と推測しました。 (若干、ディスっている気がしますが。そんなことはないです。。技術力はもちろんあるし、周囲のこともよく見えてるし、お客さんや社長からも信頼されている、とても尊敬できる先輩です。)

この推測からを元に、自分が本物に近づくためにはどうすればいいか?そもそも、偽物でない本物のスキルとは何か?を考えました。

でた結論は「プライドを捨て、恥をかくことや、批判されることを覚悟でアウトプットしまくる。」でした。

I T業界は、技術の移り変わりが激しい上に、頭のいい人とそうでない人でこなせる仕事の量が圧倒的に違う世界です。

しかも、近年のITエンジニアブームにより、各業界からITエンジニアを目指す人が増えています。元いた業界の経験に加えて、ITの経験も加わるんです。経験したことがある職業に関するシステムを開発する上で、これ以上の武器はありません。経験則に基づいたシステム提案や構築ができるのですから。

そんな世界で生きていくにはプライドなんて、お荷物で仕方ないんです。自分の中でこれだけは曲げれないという、確固たる信念さえあればいいんです。

その信念がしっかりしていれば、例え恥をかこうと、批判されようと、ブレないんです。

1つの目標を決めて、そこに向かってブレずに淡々と歩み続けた遥か先にあるのが、本物ではないか?

と今の僕は考えています。

そして、「絶対にブレない確固たる信念」を構築するための手段がアウトプットだと、信じ込ませようとしています。

三十路の僕は、確固たる信念を構築できていますか?本物とは何かが少しは分かりましたか?

最後に、この手紙を読んだ三十路の僕は、あまりの恥ずかしさに身悶えているかもしれません。

28歳の僕も、20代の頃に書いた文章を読み返して「黒歴史」だと思いました。

しかし、黒くても自分が歩んできた歴史です。

過去の自分を黒歴史だと思えるのは、今の自分が成長しているからです。

今の僕は過去の自分に多少なりとも助けられています。

だから、新しい会社で苦労しているであろう、三十路のあなたへの手助けになればと思い手紙を書かせていただきました。

手紙を読んだ三十路の僕の感想(想像)

「そんなことを考えている暇があるなら、プログラミングの勉強しろよ😡!!

しょうもないことでくよくよ悩んで時間を浪費したせいで、今の俺はニートだぞ😭!!」

最後に

この記事を三十路の僕にどうやって読ませようか考えた結果、Googleカレンダーでアラートを設定することにしました。

因みにタイトルは、アンジェラ・アキ 『手紙~拝啓 十五の君へ~』をインスパイアーしました。