『世界一やさしい問題解決の授業』を読んで
本記事は『世界一やさしい問題解決の授業』渡辺健介著
を読んだ読書メモです。
問題の分類
問題の原因を見極め、打ち手を考える
P034
1) 原因を見極める。
1A:原因としてありえるものを洗い出す。
1B:原因の仮説を立てる。
1C:どんな分析をするか考え、情報を集める。
1D:分析する。
2)打ち手を考える。
2A:打ち手のアイデアを幅広く洗い出す。
2B:最適な打ち手を選択する。
2C:実行プランを作成する。
目標を設定し、達成する方法を決める
P74
1) 目標を設定する
2) 目標と現状のギャップを明確にする
3) 仮説を立てる
3A:選択肢を幅広く洗い出す
3B:選択肢を絞り込んで仮説を立てる
4) 仮説が正しいかチェックする
4A:仮説に沿って情報を集める
4B:データを分析し、チェックする。
問題解決のためのツール
分解の木
どのような原因があるのかをモレなく探し出すときや、どのような打ち手があるかアイデアを幅広く、具体的に洗い出す時に重宝します。
手順は次の通りです。
- アイデアをリストアップし、似たもの同士をグループ化する。
- 次に、「ほかには何があるか」「具体的にはどういうものか」といった質問を自分に問いかける。
- 上記作業を繰り返すことで、アイデアの幅が広がり、具体性を高めることができる。
課題分析シート
問題を解く前に、何を調べる必要があるかを明確にするためのテンプレートです。これにより無駄な情報が集まったり、無駄な情報が集まりすぎてかえって頭が混乱したりすることを回避できます。
次の項目を埋めていきます。
- 課題:具体的な課題は何か
- 仮説:課題に対する現時点での仮説とその根拠は何か
- 根拠:仮説を確かめるには、どんな情報を集めて分析する必要があるのか
- 情報源:根拠を実証するための情報の収集方法
- 分析・作業:集めた情報の分析し、根拠が実証されるか否かを判断する。
「良い点、悪い点」リストを用いた意思決定
あらゆる状態を想定して、それぞれに良い点、悪い点を洗い出し、意思決定を間違いなくできるようにする方法です。次の手順で行います。
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選択肢を洗い出す
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各選択肢について、良い点と悪い点を書き出す
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書き出した各項目について次の基準で評価する
良い点の評価方法
すごく良い:+3点
まあまあ:+2点
良い点だが、あまり重要でない:+1点
悪い点の評価方法
すごく悪い:-3点
やや悪い:-2点
悪い点だが、あまり重要でない:-1点
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最も魅力的な選択肢を選ぶ
格選択肢の合計点数を求め、点数が最も高いものが魅力的な選択肢になります。
[良い、まあまあ良い、普通、まあまあ悪い、悪い]のような段階評価で行います。
「評価軸×評価」リストを用いた意思決定
同時にたくさんの選択肢を比較する時に役に立ちます。
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選択肢を洗い出す
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各選択肢について、評価軸を書き出す
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各評価軸の重要度を決める
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各選択肢を評価する
5段階や3段階などの、具体的な数値で評価する。
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最も魅力的な選択肢を選択する
全ての選択肢を見比べて、総合評価を下す。
最後に
問題解決の手順について、「学内ライブを盛り上げるには?」「お小遣いを貯めてパソコンを買うには」と具体例を出しながら説明されていたので、すごく分かりやすいかったです。 手順は分かったので、後は実践あるのみです。