Typoraとの快適なMarkdownライフ

こんにちは!

今回は私がブログの下書きを書くために使っている、Typora注1というMarkdownエディタについて書いていこうと思います。

(注1)正式な読み方は不明です。Googleは「タイポーラ」と発音していたのですが、言いづらいので私は「タイポラ」と発音しています。

 

[追記:2019/01/20]

以下の現象、どうやら私の環境が悪かったようです。開発元でも再現できておらず、念のためもう一度再インストールしたら改善されました。

[追記:2019/01/19]
MacPCをお使いの方は、現在の最新バージョン(ver0.9.9.20.3)では次の様な現象が発生しますので留意ください。 Typoraの開発元へメールで修正依頼を出したので、いずれ解消されると思います。

 

 

01) 初めに

Typoraの使い方だけを知りたい方は、この章は読み飛ばして下さい。

Typoraへの愛をつらつらと書いているだけです。

 

私には、ブログの下書きをするエディタに求める機能があります。

 

それは、なるべくブログの見た目を気にせず記事が書けることです。

見た目も重要ですが、まずはブログを書くハードルを極力小さくしたいのです。

 

なので、できればHTMLやCSSを変更したくないんです。

いずれは勉強したいと思っているのですが、勉強した内容もブログのネタにしたいんです。

 

ですが、目次だったり最低限の見た目は必要だと思うんです。

はてなブログMarkdown記法にも対応していますが、ブラウザのエディタは使いづらいんです。

⌘ + Sで気軽に上書き保存できないとかありえないんです。

 

ローカルで使えるMarkdownエディタは色々あります。

しかし、編集画面とプレビュー画面が左右に分かれているエディタしか見つからないんです。

画面領域を無駄に支配するし、左右を見比べないといけないしで、すごく使いづらいんです。

 

そんな時に出会ったのがTyporaでした。

一目惚れでした。

なぜなら、編集画面とプレビュー画面をシームレスに切り替えれるんですよ。

画面領域を無駄に支配することもなく、左右を見比べる必要もないんですよ。

しかも、Markdown形式はもちろん、HTMLやPDF形式での出力にも対応しているんですよ。

当然、タブ表示にも対応してます。

 

いまいちなのが、検索と置換。正規表現に対応していないことです。

でもそれはバージョンが0.9.9.19.4 (1355)と若いから仕方のないことかと。

これから長く付き合っていく中で、治してくれればいいんです。

 

というわけで、以降ではTyporaの使い方について説明していきます。

TyporaはWindowsMacLinux上で動作できるバイリンガルな子です。

ただ私がMac民のため、Mac前提で説明させていただきます。

 

02) 画面表示を切り替える方法

⌘ + /でMarkdown表示とプレビュー表示を切り替えることができます。

 

画面表示を切り替える方法

 

03) 見出しの作り方

見出しにしたい行にカーソルを合わせて、⌘ + 1〜6を入力することで行えます。

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04) 目次の作り方

目次を挿入したい行にカーソルを移動し、「段落」メニューから「目次」を選択します。

すると、見出しにした行を元に目次が作成されます。

目次作成した後に見出し行を編集すると、目次にも自動で反映されます。

目次の作り方

ただし、Markdown形式ではてなブログへ貼り付ける際は、目次を表すタグがTyporaとはてなブログで異なるため、置換が必要になります。

 

05) アウトライン表示を切り替える方法

見出し行を元にした、アウトラインを表示することができます。

アウトライン表示の切り替えは⌘ + ⌃ + 1を入力するか、「表示」メニューの「アウトライン」を選択することで切り替えることができます。

アウトライン表示を切り替える方法

 

06) コードを綺麗に見せる方法

⌘ + ⌥ + Cでコード入力枠が追加されるので、そこにコードを貼り付けることで行えます。

言語名を入力することで、その言語にあった文字色に変更することもできます。

事前にコードを入力し、範囲選択した状態で⌘ + ⌥ + Cを押しても同じことができます。

コードを綺麗に見せる方法

因みに、C言語のように#を含むコードを事前入力すると、#が見出しと判断されてしまいます。

ですが、見出しにされた行も含めて範囲選択し、⌘ + ⌥ + Cを押すとコードとして認識してくれます。

 

07) 文字を装飾する方法

文字の色を変えることはできませんが、次のように文字を装飾することは可能です。

  • ⌘ +「B」で太字(ストロング)
  • ⌘ +「I」で強調
  • ⌘ +「U」で下線
  • ⌃ +「~」で打ち消し 注2

装飾したい文字を範囲選択した状態で「フォーマット」メニューから選択するか、ショートカットキーを入力することで文字を装飾できます。

装飾した文字を変更したり、同じ装飾をもう一度行うことで、装飾を取りやめることも可能です。

文字を装飾する方法

(注2)Macの場合バージョン0.9.9.19.4 (1355)ではショートカットキーが効きませんでした。

 

08) リンクをはる方法

URLをコピーした状態で、リンクをはりたい文字列を範囲選択し、⌘ + Kを入力することでリンクをはれます。

もちろん、URLをそのまま貼り付けてもリンクをはることができます。

リンクをはる方法

 

09) 画像を貼り付ける方法

表示したい画像をドラッグ&ドロップすることで行えます。

ただし、ファイルに埋め込むのではなく、パス表記で参照しているだけです。

なので、ファイルを移動したり、画像ファイルの移動もしくは名前を変更すると、画像が表示されなくなります。

パスの表記方法はデフォルトでは絶対パス表記になっていますが、次の手順で相対パス表記に切り替えることができます。

  1. 「Typora」メニューから「設定」を選択する。
  2. 「設定」ウィンドウの「エディタ」タブを選択する。
  3. 「可能であれば相対パスを使う」にチェックを入れる。

 

他にも、画像を貼り付ける時や、貼り付けた画像を右クリックした時に表示される「Copy image to」を選択し、任意の場所に画像ファイルを保存します。

すると、画像のコピーとパスの変更を自動で行う、といった機能もあります。

画像を貼り付ける方法

 

また、ネット上の画像を貼り付けることもできます。

この場合、ネット未接続時は画像が表示されなくなるのはもちろん、画像をドラッグ&ドロップで貼り付けることができないため、直接記述する必要があります。

記述内容は次の通りです。

URLには表示したい画像のURLを記載します。

Titleには画像のタイトルを記載しますが、未指定でも構いません。

![Title](URL)

 

10) 順序なしリストを表示する方法

「-(半角のハイフン)」を入力し、スペースを入力すると「」が表示され任意の文字を入力できます。

その状態で改行すると先頭に自動で「」が追加されます。

この状態でさらに改行すると「」が消えます。

改行せずにタブを入力することで階層を深くすることもできます。

順序なしリストを表示する方法

 

11) 順序付きリストを表示する方法

「1.」と半角で入力し、スペースを入力することで行えます。

文字を入力して改行すると、数字は自動で増えます。

途中の行を削除すると、数字の再振り分けを自動で行ってくれます。

順序付きリストを表示する方法

 

12) 引用文を載せる方法

「>(半角の不等号)」を入力し、スペースを入力することで行えます。

その状態で文字を入力し、改行すると自動で引用線が追加されます。

引用線が不要になったら、文字を入力せずに改行することで引用線が消えます。

引用文を載せる方法

 

13) 水平線を引く方法

半角で「-(ハイフン)」か「*(アスタリスク)」を3つ連続で入力することで行えます。

同じ行に他の文字がある場合は、水平線には変換されません。

水平線を引く方法

 

14) プレビュー画面のテーマを変更する方法

「テーマ」メニューから、好みのテーマを選択することで変更可能です。

もちろん、テーマに合わせてHTMLの出力結果も変わります。

プレビュー画面のテーマを変更する方法

 

テーマは他にも用意されています。

ここにあるので気になる方は見てみるといいかもしれません。

因みに、テーマは次の手順で追加することができます。

  1. 気になるテーマファイルをダウンロードする。
  2. 「Typora」メニューから「設定」を選択する。
  3. 「設定」ウィンドウの「一般」タブから「テーマフォルダーを開く」をクリックしフォルダを開く。
  4. そこに、1でダウンロードしたテーマファイルをコピーする。
  5. Typoraを再起動する。

 

15) 最後に

私のTyporaノロケ話にここまで付き合って頂きありがとうございました。

少しでもTyporaの魅力が皆さんに伝われば幸いです。

 


参考:

Typoraの公式ドキュメントはこちらです。

https://typora.io/