【Ansible】JSON形式のファイルを読み込む方法 - 会社辞めてニートになった元プログラマーの雑記帳

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【結論】

AnsibleでのJSONファイルの読み込みは、Linuxのコマンドを実行する感覚でいける。
catでファイルを読み込んで、|を使ってfrom_jsonに渡すだけ。

【目次】

はじめに
ファイル構成
JSONファイルの中身
Pythonで書いた場合
Ansibleで書いた場合
参考情報
さいごに

はじめに

自称プログラマーがAnsibleのソースを理解するための備忘録です。

よって、Pythonの基礎文法については解説しません。

ファイル構成

今回は外部の.jsonファイルを読み込むため、ファイル構成も載せます。

 pwd
/home/vagrant/share/playbock
(venv) [vagrant@localhost playbock]$ ls -l
total 28
-rw-r--r--. 1 vagrant vagrant 797  7月 13 05:55 profile.json
-rw-r--r--. 1 vagrant vagrant 201  7月 13 05:46 sample_003.py
-rw-r--r--. 1 vagrant vagrant 441  7月 13 05:48 sample_003.yml

JSONファイルの中身

読み込むJSONファイルの中身は以下になります。

profile.json

{
  "profile": [
    {
      "name": "Java",
      "birthday": "1995"
    },{
      "name": "Python",
      "birthday": "1991"
    },{
      "name": "Ruby",
      "birthday": "1995"
    },{
      "name": "C",
      "birthday": "1972"
    }  
  ]
}

Pythonで書いた場合

ソースのコメントがAnsibleのタスクと紐づいています。

ソース(.py)

#!/usr/bin/python
# coding: utf-8

import json

# jsonファイルの読み込み
with open("profile.json", "r") as f:
  # jsonファイルの解析
  json_parsed = json.load(f)

  # jsonファイルの出力
  for item in json_parsed["profile"]:
    print(f"{item['birthday']} {item['name']}")

実行結果

$ python sample_003.py 
1995 Java
1991 Python
1995 Ruby
1972 C

Ansibleで書いた場合

.jsonファイルを解析しているjson_string.stdout | from_jsonはson_string.stdoutの中身をfrom_jsonに渡すことで解析しています。

このようにAnsibleでは、|を使っての結果の受け渡しが可能です。

プレイブック(.yml形式)

---
- hosts: localhost  # 自分自身に接続する
  tasks:

  # 以降がPythonソースに該当する部分
  - name: jsonファイル読み込み
    command: "cat profile.json"

    register: json_string

  - name: jsonファイルの解析
    set_fact:
      json_parsed: "{{ json_string.stdout | from_json }}" 

  - debug:
      msg: "{{item.birthday}} {{item.name}}"
    with_items: "{{ json_parsed.profile }}"