【修行編】高尾山、陣場山をナイトハイクしてみた。
【結論】
- 人は未知の物に対して恐怖を感じる。
- 恐怖は場数をこなして慣らすことで、ある程度は克服できる。
- 挨拶は人の第一印象を決める重要な要因である。
- 良い挨拶を身に付けるトレーニングの場として登山は適している。
【目次】
はじめに
次の記事を読んで、ITエンジニアを目指す上で重要だと思っていたいコーディング能力や開発フレームワークなどのスキルには関心を示さない雇用主が多いことに、衝撃を受けました。
ソフトスキルで企業が最も望んでいるのは問題解決能力(57%)、チームワーク構築能力(54%)、コミュニケーション能力(52%)。一方、最も重視しなかった能力は細部への気配り(11%)、時間管理能力(13%)。
雇用主が全体的に関心を示さなかったのがコーディング能力(5%)、ソーシャルメディア管理(5%)、ウェブアーキテクチャおよび開発フレームワーク(7%)などのスキル。
引用:DIMM
ITエンジニアを目指す以上はITスキルは必須だと思います。しかし、それだけでは足りないということを実感させられました。
企業が望んでいる、ヒューマンスキルを身につけるにはどうすれば良いか?
と考えていた時に、次のような記事を見つけました。
山登りが人生の縮図だとすれば、長い人生をかけないと気づけないであろう経験を短時間で経験できるでは??
と考え、私は人生経験を積むために、夜の山に登ってきました。
今回は、その体験をブログにまとめました。
高尾山、陣場山とは?
ググれば良好な記事はいっぱい出てくるので、概要の説明はウィキペディアに丸投げします。
高尾山(たかおさん)は、東京都八王子市にある標高599m山である。
陣馬山(じんばさん)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区との境界にある標高854.8mの山である。
引用:Wikipedia
登山ルート
今回は下図のルートでナイトハイクしました。
総歩行距離は約18.5㎞です。
- 高尾山口駅→高尾山まで
コースタイム
下表の通りです。 かなりの時間を歩いているように見えますが、流石にずっと歩いているわけではなく、途中で休憩や仮眠を取っています。
チェックポイント | 通過時間 |
---|---|
高尾山口駅 | 00:10 |
高尾山 | 01:09 |
一丁平 | 02:24 |
小仏城山 | 03:06 |
たぬき | 03:49 |
景信山 | 04:52 |
明王峠 | 06:33 |
陣場山 | 07:30 |
陣場高原下 | 09:34 |
証拠写真
本当に行ってきたのか??と疑う人もいると思うので、一応証拠写真を載せます。
- 行きの電車。当然誰もいないので貸切状態でした。
- 昔来た時に、ビニールシートにくるまって野宿したことがある思い出の場所です。
- 木彫りの天狗像がある場所です。
- 突如現れる、タヌキの置物。
- エモい写真が撮れたので載せます。
- 景信山で朝日を拝みました。高尾-陣場山の縦走でご来光や夜景が一番綺麗に見えるポイントです。
- 景信山の看板。太陽が出たのですっかり明るくなってます。
- 巨木が倒れてたので記念に1枚
- ここまでくれば、陣場山まであと少しです。
- 陣場山に到着です。このモニュメントに対しては何も触れません。
ナイトハイクを終えて
夜の山に対する恐怖心
ナイトハイクは今回が初めてではなかったので、そんなに恐怖心はなかったです。
むしろ、久しぶりに実家に帰った時のような懐かしい感覚でした。
最初に高尾-陣馬山をナイトハックをしたのは2014年でした。当時は怖くて怖くて、ちょっとした物音にビクビクしながら登っていました
しかし、あれから5年が経ちました。
他の山にナイトハックに行ったり、線路の下で野宿したり、駅前で野宿したり、登山道からそれて遭難しかけたり、雨の中自転車で峠超えしたり、色々な経験をしました。
そんな私が今更、この程度のナイトハイクに臆するわけがありません。
睡魔との戦い
恐怖の次に襲ってくるのは睡魔でした。
こいつには、どうしても勝てませんでした。
とにかく、眠くて眠くて仕方ないんです。。
あまりにも眠すぎて、途中で仮眠を取っていました。。。
もし、他の登山者がいたら恐怖の対象でしかありません。
誰もいないと思っていた、登山道に人が倒れているんです。
さすがの私でも、そんな状況に出くわしたらビビります。
挨拶
街中で見知らぬ人に挨拶をする人はあまりいないと思います。
しかし、山ではすれ違いの時に挨拶をします。
挨拶するい理由について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。。
政治家や営業でもない限り、色々な人と挨拶する機会は意外と少ないと思います。
大抵の人は、家族や職場の人間など、どんな人間が知っている人としか挨拶しません。
しかし、登山ではすれ違い時に挨拶をします。
当然、色んな人がいます。
明るい人
元気な人
疲れている人
声が小さい人
暗い人
挨拶しても反応しない人
色んな人がいる中で、その人がどんな人間なのか?を判断する材料は挨拶しかありません。
正直、登山中は疲れているので、一人一人どんな人間なのかを判断している余力はありません。
しかし、数時間の内に何十人もの他人と挨拶してれば、印象がいい人と悪い人に自然と分類されます。
当然、暗かったり声が小さい人より、明るくて元気な挨拶をする人が良い印象を受けます。
元気な挨拶が重要だということは理解してても、元々の性格や気恥ずかしいさも相まってなかなか実践できませんでした。。。
急に挨拶の仕方を変えたりすると変に思われないか?
日常生活で挨拶する人は、お互いにどんな人間なのか把握しているため、急に挨拶の仕方を変えるのは大変な労力が要ります。
しかし、登山中に挨拶する人は一期一会です。その場限りで、次にいつ会うかは分かりません。
お互いにどんな人間なのかを知らない人同士がする挨拶です。
そんな挨拶だからこそ、普段の自分を偽って第一印象を良くする挨拶の練習をする場にはもってこいだと思います。
例え空回りになったとしても、その場限りです。
次にいつ会うかも解らない他人です。
しかも、次から次へと他人が現れます。1つの失敗を気にしている暇を与えてくれません。
人の第一印象を決める要因の1つである、挨拶。これを鍛える場として登山は有効である。
(ということに、このブログを書いてて気づきました。。)
参考情報
人材不足の日本企業が求職者に求めるのは「ソフトスキル」よりも「ハードスキル」
【ナイトハイクに挑戦!】 行ってみて分かったことは、「魅力」でも「怖さ」でもなく…
最後に
趣味に、それっぽい理由をこぎつけて正当化してみました。